
はじめに
近年、忘れ物防止や紛失対策として注目されているスマートトラッカー。中でも、AppleのAirTagは人気の高い製品ですが、今回はより手頃な価格で手に入る「SOSUのスマートトラッカー」を実際に使用した感想をお伝えします。
SOSUのスマートトラッカーとは?
SOSUのスマートトラッカーは、iPhoneユーザー向けの紛失防止タグです。「探す」アプリに登録するだけで、追加のアプリや月額料金なしで使用できます。価格も1,400円とリーズナブルで、AirTagの4,000円と比較するとコストパフォーマンスに優れています。
仕組みと使用感
SOSUのスマートトラッカーはGPSと表現されていますが、実際には世界中のiPhoneが近くにある場合に位置情報を提供する仕組みです。そのため、単体では位置情報を発信できません。
- 家の中の場合:自分のiPhoneが近くにあるため、すぐに場所を特定できます。
- 外出時の場合:近くのiPhoneユーザーが通過することで位置情報が更新されます。
- 人が多い場所:更新頻度が高いため、精度も上がります。
- 人が少ない場所:最後にすれ違ったiPhoneの位置が最新情報として表示されるため、正確な追跡が難しくなります。
私は認知症の父の荷物に取り付けて使用しましたが、最終的に駅にあることが確認でき、無事荷物を見つけることができました。
位置情報の精度と探索方法
SOSUのスマートトラッカーの位置情報は、概ね10メートル以内の精度で表示されます。
- 移動しながら確認:表示される対象物に向かって歩くことで、近づいているのか離れているのかを画面上で確認できます。
- 開けた場所での発見:障害物がない場所では、遠くからでも発見しやすいです。
- 建物内での探索:駅などの施設内では、「このあたりにある」という情報は得られるものの、具体的な場所を特定するには時間がかかります。
- 音を鳴らして探す:近くにいる場合は音を鳴らせる機能が便利。ただし、遠すぎると「感知できません」と表示されるため、まずはある程度近づく必要があります。
電池と耐久性
電池残量がアプリで確認できるのは便利ですが、電池交換は少し手間がかかります。実際に1つ壊してしまったため、この点はAirTagのほうが優れています。
コストと付属品
- 価格:
- AirTag:4,000円
- SOSUのスマートトラッカー:1,400円
- 付属品の違い:
- SOSUのスマートトラッカーにはストラップが付属しており、すぐにカバンなどに取り付け可能。
- AirTagはキーホルダーが別売り。
- サイズと重さ:
- 500円玉ほどのサイズで、重さも非常に軽量。
- 財布に入れるには少し厚みがあるため、用途によっては工夫が必要。
使い勝手のポイント
SOSUのスマートトラッカーはボタンを押してスイッチを入れますが、このボタンがやや分かりにくいのが難点。電源が入ると音が鳴るため、確実にオンになったことは確認できます。
まとめ
SOSUのスマートトラッカーは、iPhoneユーザーにとって手軽に使える紛失防止タグです。AirTagと比較すると、
- 価格が安い
- 機能は十分
- ストラップ付きで取り付けが簡単
といったメリットがあります。ただし、電池交換のしやすさやボタンの操作性にはやや改善の余地がありそうです。
荷物や鍵の紛失が心配な方には、低コストで導入できるSOSUのスマートトラッカーが選択肢のひとつとしておすすめです。

