『ゆるく生きれば楽になる』を読んで

―― 60歳からは“ちゃんとしない”勇気を持とう

「ちゃんと生きること」が息苦しさの原因だった

これまでの人生で、「ちゃんとしなきゃ」と自分を律して生きてきた。
でもその真面目さこそが、自分を疲れさせていたのかもしれない――。

本書『ゆるく生きれば楽になる』は、そんな気づきを与えてくれる一冊です。
年を重ねたからこそ許される“テキトー”という生き方に、目からウロコが落ちました。

がんばらないことは、前向きな選択

「頑張ればなんとかなる」は、もう通用しない。
これは衝撃的でありながら、どこか救いになる言葉でした。

体力も気力も若い頃のようにはいかない60代以降は、
「うまく手を抜く」「ほどほどで満足する」という生き方の方が、むしろ賢く前向きです。

本書はその“ゆるさ”の価値を、具体的な事例を交えながら教えてくれます。

健康も人付き合いも「ほどほど主義」でいい

健康診断の数値や医者の言葉に振り回されるのではなく、
自分の感覚を信じて「なんとなく元気」でいることが大事。

人付き合いにおいても、無理して“いい人”を演じるより、
少し距離を取って“気楽な自分”でいる方が長続きする。

本書には、そんな“ゆるくて強い”生き方のヒントが詰まっています。

“テキトー”に見えて、実は奥深い生き方

「ゆるく生きる」というと、だらしない印象を持つかもしれません。

でも本書が描く“テキトー生活”は、人生の本質をしっかり見つめたうえでの選択。

余裕とユーモアをもって、日々を自分らしく生きる。
その姿勢に、これからの人生を楽しむヒントがあると感じました。

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