◆チェックしてほしいという時にはどういえばいいのか?

相手の立場を重んじ、こちらの依頼をお願いするという意味で、
正しい言い方としては「ご確認ください」となります。

部下から上司にチェックしてほしいことをお願いしたい時は、
「ご確認ください」という言い方が最もシンプルで正しい言い方なのです。

◆「ご確認してください」について

何かをチェックしてほしいという時によく使う言葉で、
「ご確認してください」という言葉があります。

この「ご確認してください」という言葉は同僚や部下などに対して使うことが多く、
言った側としては、丁寧に言ったつもりかもしれません。

しかし「確認してください」という言葉なんですが、
言う相手が上司の場合、必ずしも丁寧な印象を受けません。

むしろ「チェックしなさい」という、
命令口調としてとらえられてしまう可能性があります。

もちろん自分としては、そのように意図しないで使った言葉です。

だとしても、言われた上司の側からすると、
部下から命令されたという風にとらえられてしまう可能性があります。

この「ご確認してください」という言い方ですが、
「ご確認」という尊敬語と「してください」という謙譲語が混ざってしまうため、
文章として違和感があります。

 ・どういうことか?

・自分の行為のときは自分がへりくだる謙譲語
・相手の行為のときは相手を敬う尊敬語

「確認」は相手の行為ですから尊敬語を用います。
それに対して「お(ご)~する」という形は謙譲語になります。

この場合「確認する」のは相手にもかかわらず、
「ご確認する」という謙譲語を用いています。

つまり相手の行為に謙譲語を使っているので間違いなのです

そのため、違和感があるというか、間違った言い方となるのです

◆チェックしてほしいという時にはどういえばいいのか?

相手の立場を重んじ、こちらの依頼をお願いするという意味で、
正しい言い方としては「ご確認ください」となります。

部下から上司にチェックしてほしいことをお願いしたい時は、
「ご確認ください」という言い方が最もシンプルで正しい言い方なのです。

正しい言い方「ご確認ください」を
ビジネスの場においては使っていくのが望ましいでしょう。

◆言い方で少し柔らかい印象を与えましょう

言葉は使い方によって受ける印象が異なります。

チェックしてほしいことをお願いする場合は、
「ご確認頂けますか」という言い方で少し柔らかい印象を与えることができます。

この「ご確認頂けますか」という言い方ですと、
相手の状況をなどをよくよく考えて、こちらが相手に依頼させて頂くという、
一歩下がった感情を出していることが表されます。

また「ご確認をお願いします(いたします)」でもよいです。

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