グレービーソースとデミグラスソースは見た目の色が似ています。
そして同じような響きで、洋食に使うソースです。
しかし、名前が違うということは、やはり違うものですよね?
グレービーソースとデミグラスソースはどう違うのでしょう?
◆グレービーソースとデミグラスソースはどう違うの?
グレービーソースとデミグラスソースには、
・作る手間(時間、材料)
・味
・使う料理
という感じでざっくりと3つの違いがあります。
それぞれ具体的に見ていきます。
◆作る手間が違う
・時間
グレービーソースとデミグラスソースはソースを作る手間が違います。
作るのに手間がかかるのはデミグラスソースです。
およそ1日から2日ぐらいの時間をかけて長時間煮込むことで作ります。
それに対して、グレービーソースは盛り付ける直前に作るソースです。
ですからデミグラスみたいに長時間煮込みません。
・材料
もちろん材料も違ってきます。
デミグラスソースの材料は、
・牛肉
・セロリ
・にんじん
・トマト
・玉ねぎ
・ニンニク
・赤ワイン
・りんご
・バター
・薄力粉
になります。
グレービーソースの材料は、
・肉汁
・ワイン
・小麦粉
などになります。
◆味の違い
デミグラスソースとグレイビーソースでは手間(時間、材料)が違います。
ですから、当然味も違ってきます。
じっくりコトコト長時間煮込むデミグラスソースは非常に濃厚で複雑な味です。
ビーフシチューやハヤシライスの味といえば、わかりやすいですよね。
ビーフシチューやハヤシソースもデミグラスソースを使っています。
肉汁を利用するのがグレイビーソースなので、基本肉の味がします。
◆使う料理の違い
デミグラスソースは洋食屋さんのメニューで、
・ビーフシチュー
・ハンバーグ
・オムライス
・ハヤシライス
といった料理に使われることが多いです。
グレイビーソースは、
・ローストビーフ
・ロコモコ
・マッシュポテト
・ステーキ
などの料理に使われます。
◆最後に
以上がグレービーソースとデミグラスソースとの違いですが、
デミグラスソースを調べてみると、
・デミグラスソース
・ドミグラスソース
という言葉がでてきます。
これらは同じソースで一般的に普及している呼び方でいうところの
「デミグラスソース」になります。
どうして「ドミ」と「デミ」なのか?
フランス語でdemi-glaceと書いて「ドゥミグラス」と読みます。
(フランス語ではeはウと発音する)
しかし「demi-glace」を英語として読むと「デミグラス」になります。
フランス語発音か英語発音の違いでした。