メンチカツから検出されたo157ですが、メンチカツと言えば油であげますよね。
o157は油であげる際の熱でも死滅することはない?ということなのだろうか?
◆o157は死滅しないのだろうか?
基本的にはo157は加熱には弱いのです。
たとえばハンバーグなどはミンチを使用しますが、
フライパンにおいて焼きますよね。
その際ハンバーグの中心温度を75℃以上に加熱することでo157は死滅します。
・75℃以上に加熱
・時間にして約1分
つまり、メンチカツもあげる際に内部の温度が75℃以上になって
1分以上であるならば菌は死滅するんです。
しかしメンチカツから検出されたということは生焼けだった可能性もあります。
揚げ物は感覚的なところがあります。
ですから自宅で油で揚げる場合だと、
中身が見えないだけになれない人にとっては難しく、
上手くあげることができすに中心部分が十分に加熱されない場合があります。
◆o157の感染を防ぐために必要な事は?
今回o157が検出されたということは、
中まできちんと火が通ってなかったということになります。
つまり調理過程でしっかり火を通すということが気をつける点といえます。
もちろん製品自体にo157が付着していない事が大事なのですが、
しかし、購入時においては目にみえるものではありません。
そのため、きちんとした調理法で対処するしかありません。
もしくは調理済みの冷凍食品なら感染の可能性は低いでしょう。
◆冷凍のメンチチカツを上手に揚げる方法
油の量ですが、初心者であるならば、
メンチカツがしっかり沈むくらいの量の油を使用してください。
冷凍食品であるメンチカツなどは必ず凍ったまま揚げてください。
また油の温度を常に180℃位に保つことも大事です。
温度を保つために一度にたくさんあげるのではなく少しづつ揚げるのがコツです。
目安としては2個くらい。
時間は5から6分くらいあげます。
最初は沈むんですけど、熱が通ることで浮いてきます。
衣の色に変わって浮いてきたらひっくり返しましょう。
バチバチおとがしてきたら中までひが通り、肉汁がでてきた証拠となります。
こんがりときつね色になったのを確かめて取り上げて、
予熱でさらに中まで熱を通しましょう。
どうしても不安な場合は料理用温度計で中心部に差し込んで、
温度が85度前後まで上がっているか確かめるという方法もあります。
また生焼けであった場合は、
電子レンジやオーブントースターで再度加熱しましょう。