五月病といえば、
新入生や、新入社員などが陥りやすい病気と言われています。
5月といえばGWといった長期連休があり、
それが終わると仕事になるわけですけど、仕事に行きたくない状態
やる気をなくしてしまう状態のことですけど。
最近では、大学生や社会人に限らず、
高校生から中学生、そして小学生といった感じで低年齢化が見られます。
そういった5月病の原因や症状、
それに対する対策はどういったものがあるのでしょうか?
◆そもそも5月病ってなんでしょう?
5月病はもともと大学生の病気と言われていました。
大学入試という大きな目的に対して、
成し遂げたという達成感により急激な目的意識の喪失に伴い、
やる気を無くしてしまうことが起こります。
それに加えて新しい環境で慣れない人間関係もあり、
なかなか溶けこむことができない、馴染めない。。。などのストレスにより
すべてが面倒になってきます。
また5月の連休で実家に戻ることで、
実家の親しみやすさや昔の友達などの気楽さなどと比較してしまうことで、
より一層新生活が楽しくないものに感じてしまうのです。
新入社員も同じで、新しい生活に無我夢中だった4月が終わり5月になると
蓄積された心身の疲れや、ストレスのせいでやる気が出ない
5月病とは無気力になったり、憂鬱な気分になる『適応障害』の一種
このように5月病の特徴として
・新学期
・新しい環境
・連休
この3点が大きく関係しているといえます。
ですから今では高校生、中学生、小学生も例外ではないのです。
◆5月病の症状って?
自分の子供がどんな状態になっている場合に5月病といえるのでしょう?
・不安や焦りやイラツキ
・やる気がない
・関心がない
・朝起きてこない
・食欲不振
・疲れている感じ
こういった症状が見られる場合は5月病かも知れません。
◆原因は、真面目な性格?にある?
新しい環境に馴染めない。
そのことに対しての「早く馴染まなければイケナイ」などと思ってしまうこと。
真面目な性格であるが為に、
できない事に対する焦りからストレスを感じる用になります。
自分の想像していた生活と実際の生活の隔たりが大きくショックを受けるんです。
そこへきて長いお休みがあると、
行きたくない気持ちはどんどん膨らみ、悪い想像はますます膨らみます。
5月病とは真面目で完璧主義な子供に見られる症状だと言えます。
◆5月病ってどうやって治せばいいんでしょうか??対策は?
・ゆっくりと過ごす
好きな事にのめり込んだり、のんびりとしたりして気分転換をする。
すぐに環境に慣れる必要はなくゆっくりと過ごすことが大切。
・体を動かす
お休みの日は一緒に出かけて気分を変えるも良し、
体を動かすことを親子で行うのも
ストレスをためないように気分を解放する方法の一つです。
・話を聞く
大人でも、そうですけど、
一人で悩まず家族や友人に相談して
グチや悩みを聞いてもらうことで気分が晴れることってありますよね。
それは子供にとっても同じこと。
食事の時間を共有することやテレビなどの娯楽を共有することで、
共通の話題にもなります。
それをきっかけに、学校でどんなことをしたかなどの話を聞いたりしてみる。
◆まとめ
5月病は「うつ」とは違い、
5月と言われるくらい5月特有の症状でもあります。
多くは一時的な現象であることが多く、
時間が過ぎればケロッとして明るく振る舞う事が出来ます。
子供の変化にすぐに気がつくように、
日ごろから様子をよく見て、
子供とと向き合う時間を作ってみるのがいいと思います
もし、そういった症状が長引くようであれば
心療内科をお勧めします。軽いものなら一回で治ると思います。
今では誰でも掛かる病気で恥ずかしくも何ともありません。
気楽に受診してください。楽になります